私が見た、超特急の8年間【備忘録】
◎はじめに
「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2023 T.I.M.E -Truth Identity Making Era-」計4公演お疲れ様でした。私自身も12/20ぴあアリーナ公演に行き、全身で超特急のエンターテイメントを浴び、さらにユーキ総監督サマの激アツ演出によりもれなく消し炭になったのですが。
仕事も納め、あとは年明けを待つのみというところでふと開いた超特急FC「夢の青春18きっぷ」のマイページで「推しメン登録してから3166日」という数字を見て、いい機会だし8年越えたし暇だし備忘録も兼ねて、自らの8年の記録を残すことにした。本当は年末に投稿する予定が、年が明けても書き終わりませんでした。
8年も経つと記憶がかなり曖昧なので、ぽつぽつと記憶に残っている部分(おそらく大きめのライブが中心)を書いていこうと思います。ネガティブな部分は個人的な理由でかなりボカしている部分もあります。基本的に全肯定スタイルなので、もしも記憶違いや解釈違い(?)があったとしても、オタクのしょうもない日記帳だと思ってぜひとも広い心でお願いします。
・基本スペック(?)
私(20代後半)一般会社員女性。EBiDANを中心に他事務所、他界隈(ゲーム実況、配信者)など見境なしに推し活動を行うDD。青年館ワンマンのDVDを友人に見せてもらったことで生涯の出会いをし、沼落ち。
◎2015年
「BULLET TRAIN ONEMAN SHOW SPRING HALL TOUR 2015 "20億分のLINK 僕らのRING"」4/15 NHKホール
初乗車、運命の日。たしか当日はめちゃくちゃ雨が降ってて、寒くて、NHKホールの周りがとにかく真っ暗だった記憶がある。数日前に譲ってもらったチケットで同じタイミングで沼落ちした友人と乗車した。このとき初めて客席降りというものを経験し、カルチャーショックを受ける。初乗車にて実質の接触を果たす。
このとき、ニコニコ生放送でライブの生中継があって(当時の超特急はニコニコ動画での配信が多かった)客席降りの様子もばっちり放送されており、帰宅後アーカイブを確認すると魂が抜けた自分が客席で呆然としてたのがバッチリ放送されててウケた。
ライブでは「kiss me baby」でのプロポーズ風決め台詞に湧いたりコロンちゃんに脳を破壊されたりしたのですが、割愛。
当時の写真。上段の中心に写っているタクヤくんのメニュー「タクヤの上腕二頭筋」が美味しかった。リョウガくんのドリンクが今まで出会ったことのないものの色をしていてウケた。
ライブではユーキ総監督の初の試みである8の字に組まれたステージをメンバーが駆け回り、代々木第一体育館の広さを感じさせないような演出が超特急らしくてすごく好きでした。急にバスケが始まったりヒャダインさんが出てきたりと、情緒のジェットコースターがすごかった。
当時、大学でこのライブの演出に携わったクリエイターの方とお話させていただく機会があったのですが、メンバーが近くにいるのに遠くの推しを見ている観客に「なんで!?」と思ったと言っていました。オタクの悪いところバッチリ見られててめちゃくちゃ気まずかったけど、代わりに謝っておいたのでみなさん安心してください(反省ゼロ)
◎2016年
3/2に11thシングル「Yell」が発売されることが決まり、年明けはYellのプロモーションやイベントが多かった気がする。個人的にとても思い入れがあり後世に語り継いでいきたいのが、2/22にzepp tokyoにて開催された「フォークデイズ」。
THE ALFEEの坂崎幸之助さんがフジテレビNEXTでやっている番組で、なんと、ひとり一曲ずつ坂崎さんの優しいギターに合わせてフォークソングを歌う(!)という、普段は歌わないダンサーの歌も聴けちゃう最高の時間でした。
セトリはこちら
個人的に徳島出身であるユーキくんの「カントリーロード」。1人で故郷から発つ若者の背中を優しく照らすような光が舞台にあふれていて、慣れないマイクを握って歌うユーキくんのいつもとは少し違う姿が見られました。
間奏で踊り出すユーキくんを坂崎さんが暖かく見つめていて、優しさしかない空間でした。
「超特急 LIVE TOUR 2016 Syncronism」
「Shout & Body」「Body & Groovin’」という会場ごとに異なる2つのテーマを掲げたライブ。「DJ Dominator」が生まれたのがこのライブ。
Body & Groovin’では生バンドでの演奏があったりボーカル二人だけのセッションがあったり、まるでジャズライブのような音と歌と空気を大切にしていたライブ。EBiDAY EBiNAI のジャズアレンジ、大好き。Shout & Bodyは正直あんまり覚えていないのですが、とにかく汗をかけ! そして痩せろ! みたいな脳筋セトリだった気がする。
秋~冬は写真集が二冊も出たりそれに伴ってイベントがあったり……特にCanCam様とのコラボ写真集「超特急 FACHIN BOOK『REC.』」は誠に素晴らしい写真集なので、1桁推しの方はぜひ手にとってみてください。(いま検索したらamazonで中古しかなかった……)
「BULLET TRAIN CHRISTMAS ONEMAN SHOW 2016 愛す。in Wonder Land」
2ndアルバム「Dramatic Seven」を引っ提げた年末ライブ。前年と同様に代々木第一体育館と初開通である神戸ワールド記念ホールにて開催。ライブ本編では1曲だけ撮影可能な時間があり、各オタクたちによるありがたい推しカメラがSNSに溢れた。
ライブ終演後、メンバーによる手書きメッセージカードがまさかの会場全員に配布され、本編でダラダラと涙を流したオタクたちは寒空の下、必死にカードを握りしめながら温かな涙を流したという――。natalie.mu
いま思うと「Seventh Heaven」ってすごい曲だな……。第七天国をテーマにしてるって、そんなの七人組グループの定めみたいなもんじゃん。メンバーそれぞれにセンター曲があり、個性を全面に押し出したライブだったと思う。衣装が全部すごい。DVDではまだコールの定まっていない時期の「超えてアバンチュール」が聞けるぞ!
◎2017年
4/26に12thシングル「超ネバギバDANCE」をリリース。MVの舞台はまさかのロンドン。歌詞の変更がありつつもこのシングルがなんとオリコンウィークリーチャート1位を獲得。このとき、超特急は完全に世の中を手中に収めていた。(オタク調べ)
1位うれしかったな。
「Bullet Train 5th Anniversary Tour 2017『Trans NIPPON Express』」
代々木第一体育館で行われたワンマンフリーライブ「超SUPERフリーライブ@国立代々木競技場第二体育館 〜Trans NIPPON Express 前前夜祭〜」と全国21都市を回り、更には6/16に日本武道館でアリーナ公演を行った。
4/26のシングル発売日から8/8オーラスの公演まで約4ヶ月の間に、ロンドンで撮影された写真集が出たり13thシングル「My Buddy」が出たりしているからすごい。また武道館でやってほしいなあ。
natalie.muブラナイは遊びじゃね―ぞ!
「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2017-2018 the end for beginning」
このブログを書いていて、2017年がやばすぎて震えています。通常なら3年分くらいのボリュームだぞこれ。
クリスマスに幕張、年末に横浜、名古屋、そして年明けに大阪で行われたこのライブ。幕張と後半3公演で内容やセトリが少し異なっている。このツアーで初披露された「BREAK OFF」と「the end for beginning」の2曲は全く曲調が異なっていて、前半の無礼講になってワイワイ楽しむライブと、後半の未来につなげていくライブをよく表現している。
何年経っても、目を閉じればthe end for beginningを踊るメンバーの気迫や、息を呑むようなパフォーマンスの数々を鮮烈に思い出すことができる。楽曲、歌詞、振り付けやフォーメーション。指先の動きや呼吸のひとつに至るまで、パフォーマンスの緻密さは、もはやひとつの作品と言っても過言ではないほどに完成されていた。
個人的に2サビのカイくんが死ぬほど好きで、曲の終わりに全員で手をつなぐところがあまりにも美しすぎて呼吸を忘れてしまう。大阪城ホールのDVDでは曲の終わりが挨拶になっているので、あまりにも美しい終わりを見たい方はぜひ横浜アリーナ版を見てみてください。
オーラスの大阪城ホールで、数年ぶりにikki!!!!!i!!のフル尺を聞けて本当に嬉しそうだった6推しの友達の姿、新年の浮ついた空気が抜けない大阪の街にライブ終わりの興奮を抱えたまま繰り出して、FCブースの抽選で当たったポストカードを串カツ屋の机に並べて写真を撮ったあの瞬間。
1月6日のあの日の夜。私は確かにステージの上にある奇跡を目にしたと思っていたし、2017年のあまりにも激動な出来事の数々があったからこそ、その先の未来を信じて疑わなかった。
◎2018年
大阪城ホールのライブから1週間後のことだった。帰り道、音楽も聞かずに電車に揺られ、呆然と車窓を眺め続けたのはあの日が最初で最後だろう。
超特急は6人となったが、すぐに14thシングル「a kind of love」が出た。その歌は私にとって紛れもない希望の歌だった。どこまでも広がる淡い春の青空と、海に寄り添うように続く道が印象的なMVだった。
「僕らなしでも世界は必ず回り続けるそれでもね 僕には君が必要なんだよ」
この曲をライブで初めて見たとき、センターでにこやかに笑うリョウガくんがすごく印象的だった。これまでも彼の優しい顔をたくさん見てきたはずなのに、表情が以前よりもすごく柔らかくなったような気がした。かわいらしい振り付けや変わらない変顔パートに笑って、超特急のライブが好きだと、改めて感じた。
『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2018 SPRING「Sweetest Battle Field」』が東京と神戸で開催、15thシングル「Jesus」、3rdアルバム「GOLDEN EPOCH」が発売。
そして年末のライブ『BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH』がさいたまスーパーアリーナと大阪城ホールで開催された。
初のSSAでの開催ということもあって、今までのライブではやったことのないような演出もあって、そこはすごく苦労したんだろうなあとインタビューを読んで思いました。リョウガくんのピアノ、良かったなあ。また聴きたいな。
◎2019年~2021年
本当にここから記憶が薄くて……。社会人になったタイミングとその後のコロナ禍がものすごく上手く噛み合い、オタ活もままならず個人的にはものすごく薄暗い3年間だった。
コロナに突入する少し前のファンクラブツアー「Toooooo8」、Zepp Tokyo。refrainの「行かないで 大好きだよ」という歌詞に泣いて、たくさんの時間を一緒に過ごした友人と別れ際に交わす言葉が「また行こうね」から「また誘ってよ」に変わってしまった日。
この日、客席はずっと堪えきれない嗚咽や鼻を啜る音で満ちていた。これまでの思い出を懐古した人はもちろん、懐かしい曲を聞くと一緒にいた友人やそのとき行った会場や楽しかったたくさんのライブのことを思い出してしまうので、きっとそういう思い出に区切りをつけてしまうことに泣いた人もたくさんいるんじゃないかなと思った。
どこか平気なふりをしていてもあの1月に心をすべて置いてきてしまったような気がしていた。涙のステージを超えて、それでも負けたくなくて、たとえ人数が少なくなってしまったとしても超特急という形を守り続けてくれたメンバーの気持ちをなによりも大切にしたいと思った。
◎2022年~
オーディションを経て、超特急に新メンバーが入った。加入を果たした4人の少年たちは少し強張った表情でステージに立っていて、その日ライブに行けなかった私は、ひとりひとりの名前を生配信で知った。
9人体制になって「宇宙ドライブ」という新しい曲が出た。ダンス映像を見て、人数の多さにちょっとだけ涙が出た。続ける決断をしてくれたこと、ひとりで歌っていたタカシくんを守る選択肢を選んだこと。すべてが嬉しくて、初々しい新メンバーの笑顔にあの頃の面影を見たような気がした。
その年末の「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2022『新世界 - NEW WORLD- 』」、1曲目はメロディーや振り付けが新しくなった「TRAIN」だった。何度も見たはずのその曲は今までとは全く違うように見えて、しかし見慣れた大好きな楽曲のままだった。新しく増えた4つの色が嬉しくて、何度も客席を見渡す真っ直ぐな瞳が印象的だった。アンコールのDDDで死ぬほど泣きました。
大好きなダンプラ。みなさん見ているとは思いますが、今一度見てください。(?)
「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2023『T.I.M.E -Truth Identity Making Era-』」
いや~~~すごかった(語彙力の喪失)新世界のときに見た「Cead Mile Failte」や今回の1曲目で炎の特攻使っているのを見て手を叩いて喜んでしまった。超特急には定期的に村を燃やしてほしいので……(?)アリーナ規模の大きなライブで唐突に未発表の曲出してくるのもめっちゃ好き。
シーエクのコールで声が出せることに感動して、「KNOCK U DOWN」→「MORA MORA」のゴリゴリダンスパートの流れにこれこれ~~ってなったり。それぞれのソロパートのあとにぴったりな曲を持ってきていて、セトリの組み方やメンバーの魅せ方がすごく、すごく良かった。
シューヤくんの「refrain」は新しい未来の形だなあと思った。そして何年かぶりの「SURVIVOR」はきっと、ユーキくんからのささやかなプレゼントだったんだろうな、と思うようにしました。
帰りの電車でもずっと超特急の曲を聞いて、久しぶりに聞く昔の曲を流したりして。超特急はずっと私のそばにあったんだなと思った。7人のときも、6人になったときも、5人で頑張っていたときも、ずっと楽しかった。だから9人になって、大切な人たちが増えて、そんなの楽しくないわけがない。
2024年はどんな景色が待っているのかな。とても楽しみです。
成功しかないでしょ?! ドリーム半端ねぇ!